陶器だんじり
泉州のだんじり祭りでは絶対に見ることのない「曳行スタイル」と「掛け声」、そして女子青年部(レディース)が主役となり、「だんじりは勇ましく、男子は力強く、女子は華やかに」これこそが陶器だんじりの神髄です。
年々台数が減る「上だんじり」
堺市内では陶器地区だけが唯一の全町上だんじりです。
明治期の上地車製作に多大な影響を与えた、大佐や彫又一門が手掛けた貴重な地車も、陶器に来ればジックリと見物ができます。
堺市内では10月2週目の祭りとして有名な「陶器だんじり祭り」ですが、「体育の日」を超えない直近の「日曜日」と「前日」に行われていたため、深井地区や美福連合と同じ日程で行われる年がありました。
現在は「第二土曜日と翌日」が祭礼日と決められています。
上だんじりは見たことあるけど、「陶器だんじり祭りは見たことない」って方、人生一度は陶器のだんじり祭りをご覧ください。
10台のだんじりが揃うのは、初日の宮入と宮出後の連合曳行、その夜に行われるライフ前パレードです。
陶荒田神社
陶荒田神社の宮入を見るだけでも「価値あり」です。
愛宕神社
西中と福町中の2町が陶荒田神社宮入前に宮入りする神社です。
三都神社
2日目(午前中)に隠と山本が宮入りする狭山市の神社です。
曳行だんじり
上之・辻之・北村・田園・高蔵寺・隠・山本・西中・福町中・鴬
※福上は陶器年番には所属せず、主に町内を曳行しますが、日曜(午後)からは、西中や福上と一緒に曳行しています。
日程と曳行コース
全10台が宮入する初日(午前)を除き、開始時刻と曳行コースは各町により異なります。
下記の日時は、未確定または過去の記録を参考に記載したものです。
誤りがございましても一切の責任は負いませんので、あくまでも「見物の目安」としてご覧ください。
試験曳き
2024年10月6日(日)13:00 – 17:00
※主に各町内を中心に曳行します。
※灯入曳行する町は20時前後まで曳行予定。
本宮
2024年10月12日(土)
午前中 愛宕神社(西中・福町中)陶荒田神社(10町)宮入
後宮
2024年10月13日(日)
陶器だんじり曳行コース説明
パレード(セレモニー)の時間帯が多いので、曳いている地車を見たい人は、初日(午後)の10町連合曳行がお勧めです。
10町連合曳行は、「西廻り(田園方面)」「東廻り(隠方面)」コースがあり、各年交互です。
陶荒田神社 宮入
上之から順に境内に入り、各町が地車を担ぎ、堺方と河内方の宮入を見ることができます。
マイクを使った「掛け声」と地車が前後左右に揺れる姿は「まさに感動」です。
宮入では、全てのだんじりが本殿に向かって「お辞儀」します。
そして、全10町が境内に並びます。
1時間くらい休憩があるので、じっくりと彫物も観察できますよ!
この後(宮出)に、毎年唯一の10町曳行が見られます。
時間のある方は、神社の南側「上之」交差点付近での見物がお勧めです。
本宮10町曳行
宮出後は10町曳行です。
何度も書いていますが、10町が連なって曳行するのは「本宮10町曳行」だけです。
曳行の途中でも、運が良ければ地車を担ぐ場面に遭遇します。
コースは奇数年が「西廻り:田園方面」、偶数年は「東回り:隠方面」予定。
東回りはコーナン泉北店駐車場で10町セレモニーが見られます。
ライフ前パレード
祭礼初日(土曜日)の灯入曳行で再び10町がライフ福田店前に集結。
陶器だんじり最大の見せ場であり、陶器青年団が熱く燃えるイベントです。
提灯を提げた10台のだんじりが、前へ後ろへ、右へ左へと暴れます。
「福田西」交差点付近は人が多く、愛宕神社からライフまでがセレモニーコースとなるので、見物馴れしていない方は、ライフより310号線側で見物しましょう。
狭山連合曳き
隠と山本が2日目の午前に乗り入れる狭山市だんじり祭りです。
午後から狭山市内を、隠・山本を含めた10台のだんじりが、「狭山パレード」を行います。
田園交差点セレモニー
祭礼のフィナーレとして西地域6町が集まるセレモニーです。
(田園、辻之、上之、北村、高蔵寺、鴬)
見物できるエリアはかなり狭く、メインとなる交差点(最前列)はバスが通過するので絶対に場所取りができません。
見物初心者は「ライフ前」同様に後方から眺めましょう。
阿弥陀池セレモニー
年番に入らない福上と、狭山市から山伏が参加する東地域のセレモニーです。
(隠、山本、西中、福中、福上、山伏)
6町全てが、河内方の鳴り物調子と掛け声で地車を担ぎます。