多治速比売神社(たじはやひめじんじゃ)は、大阪府堺市南区にある延喜式神名帳に記載されている和泉国大鳥郡の式内社である。
荒山宮(こうぜんのみや)とも呼ばれ、境内の一部は荒山公園として休日の憩いの場として賑わっています。
荒山公園の梅林と梅品種梅の種類は大きく分けて観賞用の「花梅」と、実の採取用の「実梅」に分けられ、さらに花の色や大きさ、萼片(がくへん)の色などから以下のように分けることができます。【花梅】の特徴?野梅系(やばいけい)花は[…]
多治速比売神社
住所:大阪府堺市南区宮山台2丁3-1
TEL:072-297-0726
FAX:072-293-1422
当神社は和泉国大鳥郡の延喜式内社二十四座のひとつで、西暦580年頃の御創建と伝えられ ている。
明治初年までは総福寺と併存した神宮寺であったが神仏分離の際神社のみとなった。
現在の本殿は室町時代の建造物(天文年間1539~1541年に再建)で国の重要文化財に指定されている。
荒山宮の由来
境内には十三の末社
坂上社(式内社)、鴨田社(式内社)、大神社、住吉社、天照社、八幡社、春日社、 熊野社、白山社、弁天社、稲荷社、福石社、水天宮があり合わせて荒山宮 (こうぜんのみや)と呼ばれている。
なお、昭和38年に泉北ニータウンの造成計画に伴い、由緒ある当神社のご神威をさらに発揚すべく境内の整備、拝殿・参集殿等の大改築を行いう。
当時社有地の大部分は住宅、公園用地として買収され、神社周辺は堺市の公園として荒山公園 (こうぜんこうえん)と名付けられ、そこには「花の名所づくり」の一環として 市により梅林が整備され、約1,340本の梅が植樹されている。
国の重要文化財
本殿は国の重要文化財に指定され、様式は三間社入母屋造で正面に千鳥破風があり大きな向拝があって、それに軒唐破風がついている。
向拝の木鼻は獣頭のような変わった珍しい形が付けてある。
芭蕉に蟷螂の彫刻は全国でもここだけとされる。
解体修理の際、天文8年と10年の墨書が発見され、文政2年の棟札の写しには、天文12年2月に再建されたと書かれていたことから天文8年から12年にわたって建てられたことが明らかとなった。
御祭神
多治速比売命(たじはやひめのみこと)
素盞嗚尊
菅原道真公
多治速比売神社の行事と祭礼
1月1日:歳旦祭
1月6日:福石社神事
1月第三日曜:とんど焼き
2月3日:節分祭
3月最終日曜:稲荷祭
6月30日:夏越の大祓式
8月最終の日曜:弁天祭
10月5日に近い日曜と前日:例大祭
11月15日:七五三詣
12月31日:年越の大祓式
多治速比売神社の御祈祷
受付時間:午前9時~午後4時(平日と土曜日は正午から1時間休憩)
個人祈祷
初宮詣 / 七五三詣、十三詣 / 交通安全 / 家内安全
厄除け / 安産 / 入試合格 / 病気平癒
会社・団体祈祷
出張祭典
地鎮祭 / 上棟祭 / 竣工祭 / 入居清祓
交通アクセス
泉北高速鉄道「泉ヶ丘」駅下車
南海バス乗り換え「宮山台2丁」下車すぐ(所要時間:約10分)
乗り場(ターミナル停留所なので乗り場は複雑です)
南海バスお問合せ(泉北営業所 電話:072-297-2112)
①宮山台回り循環または堺東行
(八田荘団地経由)津久野駅行きは不可
②津久野駅前行(泉北2号線経由)
※「伏尾」経由は乗り換え運賃が別途発生します。
JR阪和線「津久野」駅下車
南海バス乗り換え「宮山台2丁」下車すぐ(所要時間:約25分)
複数のルートがありますが、最短ルートを乗れば約20分で行けるので、必ず待機しているバスの運転手に尋ねましょう。
乗り場を間違えると遠回りになり時間も運賃も倍以上かかります。
南海バスお問合せ(東山営業所 電話:072-236-2526)
バスの所要時間は2019年9月現在