大鳥大社(おおとりたいしゃ)は、大阪府堺市西区鳳北町にある神社です。
住所:大阪府堺市西区鳳北町1丁1-2
TEL:072-262-0040
交通アクセス
JR阪和線「鳳」駅下車徒歩3分
大鳥の歴史
「大鳥神社 名神大 月次新嘗」には延長5年(西暦927年)に成立と記載。
延喜式神名帳所載の霊験特に著しいと言われる名神大社です。
和泉五社の1つ和泉国一宮でもあります。
歴代皇室のご尊崇きわめて篤く、殊に国家的災難時に神祇官から指定された防災雨祈の御祈願社は85社ありまその一つですので途切れることなく臨時の奉幣に預かりました。
ご神階も清和天皇貞観三年7月には従三位に叙せられ、後に正一位にご昇階になりました。
旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁が定めた神社本庁の別表神社。
全国の大鳥神社および大鳥信仰の総本社とされる。
大鳥大社の社殿
本殿は大鳥造と言い、神社建築史上一種の様式を保っており構造は出雲の大社造に酷似して、切妻造、妻入りで出雲大社に次ぐ形式を今日に伝えています。

和泉国一宮 大鳥大社
社殿は天正年間(1573年~1592年)の兵乱によって炎上し、慶長七年(1602年)豊臣秀頼によって再興されましたが、更に寛文二年(1662年)には徳川家綱の命により堺町奉行石河土佐守の手によって再建され、明治三十五年(1902年)には特別保護建造物(現在の重要文化財)に指定されましたが、同三十八年八月雷火の為に炎上し、現社殿は明治四十二年に従来の形式通りに再建されたものであります。
昭和九年国の費用でお屋根替、さらに昭和三十六年ご祭神日本武尊御増祀の為、造営奉賛会の手によって内部の模様替と原型解体に近い大修理が行われました。
和泉五社とは
和泉国の一宮から五宮までの五社神社の総称です。
北部から南に堺市、泉大津市、和泉市、岸和田市、泉佐野市にまたがる。
- 一宮(大鳥大社)
- 二宮(泉穴師神社)
- 三宮(聖神社)
- 四宮(積川神社)
- 五宮(日根神社)
- 総社(泉井上神社:境内の五社総社)
御祭神
日本武尊(やまとたけるのみこと)
ご祭神日本武尊は日本書紀や古事記に登場する伝説の人物で、第十二代景行天皇の第二皇子です。
その武勇は広く知られていますが、古事記、日本書紀によるとヤマト王権に抵抗する九州南部の熊襲(くまそ)を平定し、帰途も従わぬ者たちを征伐しながら出雲の国をも平定しました。

和泉国一宮 大鳥大社 日本武尊
神域は千種森(ちぐさのもり)と呼ばれ、白鳥が舞い降りた際、一夜にして樹木が生い茂ったと言われています。
大鳥連祖神(おおとりのむらじおやがみ)
大鳥連祖神は和泉国に栄えた神別である大中臣と祖先を一にする大鳥氏と言う部族の先祖をお祀りしたもので、平安時代初期に編纂された古代氏族名鑑である。
「新撰姓氏録」には天児屋根命(あめのことやねのみこと)を祖先とすると伝えられています。
大鳥大社の摂末社
摂社:大鳥美波比神社(みはひじんじゃ)
ご祭神:天照大神
相殿:菅原道真公
だんじり祭りで有名な鳳地区は「美波比神社」に宮入りします。
大鳥大社に宮入りしていると思っていませんでしたか?

美波比神社
摂社:大鳥北濱神社
ご祭神:吉備穴戸武媛命(きびのあなとたけひめのみこと:日本武尊の妃)
こちらの神社は鳳地区:濱寺元町が宮入する神社です。

大鳥北濱神社
摂社:大鳥井瀬神社(いせじんじゃ)
ご祭神:弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと:日本武尊の妃)
末社:大鳥羽衣濱神社
ご祭神:両道入姫命(ふたじいりひめのみこと)
末社:四社合祀殿
ご祭神:火鎮大神・宗像大神・稲荷大神・織姫大神
大鳥大社の行事と祭礼
1月1日:元旦祭
1月3日:元始祭
1月第2月曜日:成人祭
2月3日:節分祭
3月5日:火鎮社祭
3月15日:日本武尊増祀記念祭
3月20日:春分祭
4月第3土曜日:花摘祭
7月31日:夏大祭
9月20日:秋分祭
10月第1金曜日の翌日:美波比社例祭(地車宮入)
11月3日:明治祭
12月31日:大祓式・除夜祭
大鳥大社の御祈祷
受付時間:午前9時~午後4時30分
個人祈祷
厄除 / 家内安全 / 安産 / 必勝祈願 / 商売繁盛 / 合格祈願 / 心願成就
会社・団体祈祷
会社安全 / 社運隆昌 / 商売繁盛 / 工事安全 / 厄除等
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